釜下釜中

2023年 - H1300×W350

この場面は、山伏の念力で熱湯を温水にかえるところです。上方の漢詩は曹植さんの「七歩詩」です。

煮豆持作羹  豆を煮て羹(あつもの)を作り

漉鼓以為汁  鼓(みそ)を漉(こ)して以て汁と為す

萁在釜下燃  萁(まめがら)は釜下(ふか)に在りて燃え

豆在釜中泣  豆は釜中(ふちゅう)に在りて泣く

本是同根生  もと同根より生ずるに

相煎何太急  あい煎ること何ぞ太(はなはだ)急なる