五風十雨は、五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降ることです。風雨がその時を得て、農作に適していて天下の太平なことを表わしています。上方の漢詩は、李紳さんの「憫農」です。
鋤禾日当午 *禾(か)を鋤(す)いて日午(ご)に当たる
汗滴禾下土 汗は滴(したた)る禾下の土
誰知盤中餐 誰か知る盤中の**餐(さん)
粒粒皆辛苦 粒粒皆辛苦なるを
(*禾・・・稲の類 **餐・・・食事)