越後崇志さんは、小学校5年生の4月に白血病で亡くなられました。絵の上の方にある「春の台風」という詩は、病院で落書きに使っていたわら半紙の中から出てきました。
ヒューヒュー とうなっている
お母さんと はぐれてしまったのかな
お母さんを さがしているんだろうな
ないているようで かわいそうだ
こんどぼくの びょう気がなおったら
いっしょにそとであそぼう
そのとき お母さんに
めぐり合えるかも しれない
だから そんなに 木をゆすったり、
たおしたり しないで