采蓮曲

2019年 - H1030×W390

この絵の上側にある詩は、朝鮮の女流詩人

許蘭雪軒(ホ・ナンソルホン)さんの「采蓮曲」

という詩です。

秋淨長湖碧玉流 蓮花深處繋蘭舟

逢郎隔水投蓮子 或被人知半日羞

秋は長湖を浄(きよ)めて

碧玉のように流れている

蓮の花の深い処に蘭の舟を繋(つな)いだ

水を隔てて郎(若者)に逢い

蓮子(蓮の実)を投げたが

或いは人に知られたのではないかと

半日羞(は)ずかしかった