この作品は、禅の逸話「虎渓三笑」をモチーフにしたもので、高僧の慧遠さん、詩人の陶淵明さん、道士の陸修静さんの三人を河童にしてみました。右の句は、李白さんの「望廬山瀑布 其一」の一部です。
而我樂名山 對之心益閑 無論漱瓊液
且得洗塵顔 且諧宿所好 永願辭人間
しこうして、我は名山を楽しみ、これに対して、心益々閑(しずか)なり
論ずるなかれ、瓊液(けいえき)に漱(すす)ぐを
かつは、得たり、塵顔(じんがん)を洗うを
かつは、諧(かな)う、宿(もとよ)り好む所
永く願う、人間(じんかん)を辞するを