絵の上下にあるフレーズは、 宋時代の李禺さんの「互憶回文」です。
枯眼望遥山隔水 往来曽見幾心知
壺空怕酌一杯酒 筆下難成和韻詩
途路陽人離別久 訊音無雁寄回遅
孤燈夜守長寥寂 夫憶妻兮父憶兒
枯眼水を隔て遥かに山を望む
往来曽て見る幾心知
壺空酌をおそる一杯の酒
筆下成し難し和韻の詩
途路陽人離別して久し
音を訊くに雁無く寄回遅し
<これは、回文なので上側にあるこの文を逆から書くと、下側の文になります。>