烽火三月

2024年 - H1240×W340

上方の漢詩は、杜甫さんの「春望」です。

   国破山河在 城春草木深

   感時花濺涙 恨別鳥驚心

   烽火連三月 家書抵万金

   白頭掻更短 渾欲不勝簪

国破れて山河在り 城春にして草木深し

時に感じては花にも涙を濺(そそ)ぎ

別れを恨んでは鳥にも心を驚かす

烽火(ほうか)、三月(さんげつ)に連なり

家書(かしょ)、萬金(ばんきん)に抵(あ)たる

白頭(はくとう)掻(か)けば更に短く

渾(すべ)て簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す