寒山拾得

2022年 - H1350×W520

瓢箪から現れた寒山と拾得を描いてみました。 瓢箪に書かれた漢詩は、寒山の一首です

粤自居寒山 曾經幾萬載

任運遯林泉 棲遅觀自在

巖中人不到 白雲常愛逮

細草作臥褥 青天爲被蓋

快活枕石頭 天地任変改

寒山に居てより、かつて幾萬歳をか経たり

運に任せて林泉に逃がれ、

棲遅して観ずること自在なり

巖中、人到らず、白雲、常に愛逮(あいたい)たり

細草を臥褥(がじょく)となし、青天を被蓋(ひがい)となす

快活に石頭に枕し、天地の変改するに任す