この絵のモチーフは、十片の絵で禅の悟りへの道筋を表す「十牛図」から引用したものです。
「騎牛帰家」は、霊的な悟りに向かう十段階の階梯の第六番目の段階です。
一「尋牛」牛(悟り)を探そうとします
二「見跡」牛の足跡を見つけます
三「見牛」牛の姿を見ることが出来ました
四「得牛」力ずくで牛をつかまえようとします
五「牧牛」牛を飼いならします
六「騎牛帰家」牛に乗って我が家に帰ります
七「忘牛存人」牛の存在を忘れてしまいますが、まだ 自分が残っています
八「人牛倶忘」人も牛も忘れて「無」に帰一します
九「返本還源」本源に帰り自然の美しさが表れます
十「入廛垂手」ぶらりと町へ出て人々を導きます